一般的なレーザーがメラニン色素(黒い色素)に反応するのに対して、波長595ナノメートルのVビームは、ヘモグロビン(赤い色素)を選択的に破壊する性質を持ったレーザーです。そのため赤ら顔、ニキビ跡、血管腫、赤あざなどの治療に使用されます。
Vビームは、レーザー照射によって次第に色調を薄くしていく治療法になるため、治療回数は3~15回程度ととなります。
また、レーザー照射によって肌細胞の繊維芽細胞を刺激するため、コラーゲン・エラスチンの産生促進作用による肌のハリ・ツヤ感アップといった美肌効果も期待できます。(美肌治療の場合は1か月毎に5回以上の照射を推奨)
なお、単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症は保険診療が適応となります。ただし照射頻度などに制限があるため、詳細については診察の際にご説明いたします。