医療アートメイクは、皮膚のごく浅い層に専用の色素を入れ、眉やアイライン、唇の色や形を整える施術です。洗顔やクレンジングで落ちにくいため、日々のメイクにかかる手間を減らす目的で受けられる方がいらっしゃいます。
眉やアイライン、唇など、化粧に代わる装飾を針で皮膚に入れる行為は、厚生労働省の通知により医行為とされています(令和7年8月15日 医政発0815第21号)。そのため、医師または医師の指示を受けた看護師以外は行うことができません。当院では医師が診察し、肌の状態・既往歴・服用中のお薬を確認したうえで、施術方針を決めてから進めます。
医療アートメイクは、針で皮膚に色素を入れるという点で入れ墨と同じ施術です。タトゥーが皮膚の深い層まで色素を入れるのに対し、医療アートメイクはより浅い層に入れるため、時間の経過とともに少しずつ薄くなります。持続期間は約半年〜1年程度で、年齢・肌質・新陳代謝・生活習慣による個人差があります。退色はしますが、自然に完全に消えることはありません。ただし「浅いから簡単に消せる」というものではありません。一度入れた色素を完全に取り除くことは難しく、除去には入れるとき以上の時間と費用がかかります。

