眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたを上に開く筋肉(挙筋腱膜)が弱くなることで、黒目がしっかりと露出できなくなる症状を言います。眼瞼下垂になると、視界が狭くなったり、眠たそうに見えるなど、機能的な問題だけではなく見た目にも問題が生じることが多くあります。 眼瞼下垂は目が開きにくくなる他、原因が交感神経の緊張と深くかかわっていることから、目の疲れ、肩こり、さらに体調不良や不眠症などの全身の症状になることもあります。
眼瞼下垂とは
●眼瞼下垂の原因
先天性のものと後天性のものがあります。後天性の場合は、加齢によってまぶたを開く筋肉(挙筋腱膜)の力が次第に弱くなって生じることが多いです。その他、ハードコンタクトレンスの長期使用や、スマホ・パソコンの長時間の使用などでも起きることがあります。
●眼瞼下垂の症例
まぶたが空きにくくなり黒目がしっかり見えない状態になります。
- このような症状がある方はご相談ください
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- まぶたが重たく感じる、開けにくくなったと感じる
- 眠たそうな目をしている
- 目を開けても黒目の上半分がしっかりと見えない
- 目を開けるために額にしわができる
- 頭痛、肩こり、目の疲れを最近感じる
- 目の開きに左右差がある
眼瞼下垂の手術法について
●挙筋腱膜前転術(保険診療)
まぶたを切開し、眼瞼下垂の症状の原因となっている緩んだ筋肉(挙筋腱膜)を引き出して再び張りがある状態に調整することで、筋膜として正常な働きができるような状態に戻します。
●埋没法(自由診療)
自由診療の場合、切らずに眼瞼下垂を改善する治療法もあります。この方法は眼瞼下垂が軽度・中度の場合に適応となります。
また眼瞼下垂手術の際に、一重ラインを二重ラインにしたい、二重のラインを調整したいといった見た目に関するご要望がある際には自由診療となります。(保険診療は眼瞼下垂の改善のみの対応となります)
また眼瞼下垂手術の際に、一重ラインを二重ラインにしたい、二重のラインを調整したいといった見た目に関するご要望がある際には自由診療となります。(保険診療は眼瞼下垂の改善のみの対応となります)
料金
保険診療(3割負担の例)
両目 | 43,000円程度 |
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片目 | 21,500円程度 |
自由診療
眼瞼挙筋短縮術 | 両側 440,000円 |
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片側 275,000円 | |
余剰皮膚切除 | 眉毛下 220,000円 |
上眼瞼 220,000円 | |
下眼瞼 220,000円 |
治療の詳細
施術時間 | 約2時間 |
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麻酔の有無 | あり |
通院の回数 | ・術前診察、検査(術前1週間以上前に来院して下さい。) ・手術当日 ・抜糸(術後約1週間) ・経過診察(術後約1ヶ月後及び約3か月後に来院して下さい。) |
日常生活 | 洗顔は翌日から、入浴は2日後から可能です。 メイクは抜糸(1週間後)以降可能です。 |
施術の注意点
- 術後は麻酔などの影響で赤み・腫れ・違和感が生じますが、半日程度で次第に落ち着いていきます。
- 埋没法の場合は強い腫れは1~3日程度続き、その後1~2週間程度で次第に落ち着きます。
- 切開法の場合は強い腫れは3~7日程度続き、その後1~2か月程度で次第に落ち着きます。
副作用・リスクについて
- 術後に炎症や感染が生じることが稀にあります。赤みや痛みが長く続く際には当院までご連絡ください。
- 術後にまぶたが閉じにくく感じることがあります。通常は3~6か月程度で自然に落ち着きますが、改善しない際には当院までご連絡ください。
よくあるQA
- 眠たそうな目なのですが、これが眼瞼下垂なのか分かりません。
- そのような際には、まずは当院までご来院ください。診察で眼瞼下垂に該当するのか診断させていただきます。眼瞼下垂ではないものの目の開きを大きくしたいという際には自由診療によって改善することも可能です。
- 眼瞼下垂とあわせて二重のラインも広くしたいです。
- 二重のライン調整など見た目の調整をご希望の際には自由診療となります。保険診療では眼瞼下垂の改善(機能面の改善)が対象となります。
- 以前別のクリニックで手術を受けたのですが再手術は可能ですか?
- 実際に診察を行ってからの最終判断となりますが、多くの場合は再手術が可能かと思いますので、まずは一度ご来院いただければと思います。
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- 《受付時間》9:30 - 17:00
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当院は保険・自費診療とも完全予約制となります。
当日診療ご希望の際はお電話を頂ければと存じます。